7.埋没法による二重まぶた手術の方法5

二重まぶた手術には埋没法、それに切開法という大きく分けて二つの方法が有ります。これらの方法には当然ながらそれぞれ長所、並びに欠点が有ります。皆さんがもしも二重まぶた手術を受けたいと考えるのならば、これらの二つの方法をよく見比べ、それぞれの長所と短所をよく理解したうえで、二重まぶた手術の方法を決定することになります。ここでは二重まぶた手術の方法の、これらの欠点についてさらに詳しく具体的に説明することにします。
二重まぶた手術の方法の一つが埋没法と呼ばれる方法ですが、この埋没法の第一の欠点は、二重まぶた手術後に元に戻ってしまうということです。元に戻る、というと語弊があるので、元に戻ろうとする、といったほうが正しいでしょうか。これは埋没法の二重まぶた手術における宿命的な欠点であるとも言えます。従ってずっと以前から、如何にして元に戻る可能性をゼロに近づけるかというテーマに対して、医師達は色々な工夫を考え、そしてそれらを試してきました。しかし、この手術がまぶたの内部構造を二重になるように変化させていない限り、元に戻ってしまう可能性はゼロにはなりません。埋没法によって二重まぶた手術を行なうと、埋没糸を埋め込むことになります。しかしたとえ埋没糸が入っていても、人間の体には修復機能がありますので、二重まぶた手術の後も100%元に戻ろうとしてしまうのです。
しかし実際のところ、完全に元のまぶたに戻ってしまうことは多くありません。大多数の人は、まぶたが元に戻る過程のどこかの段階で落ち着くことになるのです。すなわち中途半端な状態に戻るわけです。具体的には二重のラインが浅くなったり、或いは狭くなったりします。例えば二重まぶた手術をした後二週間ぐらいは、二重のラインがはっきりしていて良かったのに、だんだん二重のラインがぼやけてきた、と感じるようになるのです。このぼやけた二重のラインに対しても、二重まぶた手術の前に十分に術前説明しない医師からは「クセがついて完全には戻ってはいないので、再手術は無料ではできない。」と言われることもあるようです。永久保障を宣伝文句に掲げていながら、無下に断られたとの噂話を聞くことさえあります。
もっともまぶたが二重まぶた手術後に元に戻ってしまうという欠点は、医師側からすればそれ程大きな問題ではありません。何故ならば、それは取り返しがつくことだからです。そしてもう一度糸をかけ直せば、簡単にまた同じ形の二重瞼を作ることが可能です。二重まぶた手術の後に元に戻った、ということはやはりそれなりの理由があるわけですから、もし手術法の選択に無理があって二重まぶた手術の後で元に戻ってしまった、というのならば、例えば手術法を埋没法ではなく切開法等に変える、といったことも可能ですし、場合によってはそれが必要になります。ともあれいずれにせよ、二重まぶた手術の方法として埋没法を選んだ場合、埋没法においては二重瞼が元に戻ってしまう可能性があるという事実を、二重まぶた手術を行なう医師も、そして二重まぶた手術を受ける患者側も納得していなければいけません。とりわけ二重まぶた手術を受ける患者は、自分に対してどのような二重まぶた手術が行なわれるのか、それをよく知っておかなければなりません。
もしも二重まぶた手術を受けた患者が、そういった納得、条件の下で手術が行なわれる限り、二重瞼が元に戻ることは決して失敗ではないと言えます。一部の整形外科、美容外科の中には、「永久保障制度」があると宣伝し、そうした言わば「上手い文句」を使って患者を自分の美容外科、クリニックに誘導していることを多くみかけますが、先に紹介したように、「二重まぶた手術における埋没法は決して永久的な手術ではないのです。従ってそんなことを考えた場合、果たして二重まぶた手術には「永久保障」なるものが成り立つのでしょうか。そこのところを疑問に思わずにはいられません。